2012年3月4日日曜日

為替ヘッジ付き外債と分散効果

本記事では、私が為替ヘッジ付き外債ファンドの割安度を判断する時に確認する資料を2つ紹介します。両方ともなんてことない投資信託の運用レポートです。

①4ページを参考にしています。
長短金利差の水準が分かります。
明治安田円戦略債券ファンド(毎月分配型)の月次運用レポート
明治安田円戦略債券ファンド(毎月分配型)(円真力)

②2ページを参考にしています。
米国社債のイールドスプレッドの水準が分かります。
ステート・ストリートUSボンド・オープン(為替ヘッジあり)の月次運用報告書
ステート・ストリートUSボンド・オープン(為替ヘッジあり)

私は①のファンドには投資していません。
これは、単純に先進国債の為替ヘッジ型を購入しても日本国債へのリターンと比較した場合は、
長期的に見るとどちらかがデフォルトでもしないかぎりさほど変わらないと考えているからです。
*日本国債がデフォルトするかもと思う人が分散する分には良いと思います。

そこで、為替ヘッジによって為替リスクを減らして、国内債券より少し劣るシャープレシオを維持しながら国内債券のリターンを超えうるものとして適格社債やドル建て新興国債券の為替ヘッジ型が良いだろうという判断のもとそれらに投資しています。

当然信用リスクは高くなりますが、リーマンショック時および2011年の夏頃のDIA、EWJ、CIU、EMBの値動きを見ていると綺麗に4者4様の値動きをしていて相場下落時の分散投資効果があるのではないかと考えています。

国内適格社債 DIAM DLIBJ公社債オープン(中期コース)は同様に直近5年で+12%
国内債券     PRU国内債券マーケット・パフォーマー    は同様に直近5年で+9%


それにしても、世界分散投資をしている人が軒並みプラスに転換していることが容易に想像できる図になりました。最近急上昇?の日本株式はドル建てで-20%ライン。種は蒔いたのでここから上昇してくれることを祈ります。


 
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