2012年3月6日火曜日

『債券』

今月より以下の定点観測シリーズを行いたいと思います。

定点観測 『債券』

■複利利回り-信託報酬率
対象運ファンド
国内債券インデックスe
DLIBJ公社債オープン(短期)
DLIBJ公社債オープン(中長期)
ステートストリートUSボンドオープン(為替ヘッジあり)

■ドルに対する為替ヘッジコスト
対象ファンド
  ステートストリートUSボンドオープン(為替ヘッジあり)の為替ヘッジコスト

*データは各ファンドの月次運用レポートから抜粋。





■考察
USボンドの信託報酬控除後の名目利回りは約2.1と高い。
USボンドの信託報酬控除後の実質利回りは、インフレ率2%で概算すると0.2%程度
国内債の信託報酬控除後の実質利回りは、インフレ率0%で概算とすると0.4%程度。

□日米の債券は割高状態。
→上記と20代であることよりアセットアロケーションの債券比率を無理に上げる必要なし。

□円に対してインフレ率の高いドルは長期的に価値が下がりやすい。
□現在の為替ヘッジコストは0.1%以下とわずかであるが名目利回り差が約2.1%と大きい。
→為替ヘッジ付きのドル建て債券が有効な投資先の一つといえる状況が続いている。



直近1年リターンを見ると・・・
DLIBJ公社債オープン(中長期)は3.0%

USボンドオープン(為替ヘッジあり)は6.1%
なお、 野村インデックスファンド・新興国債券・為替ヘッジ型(Funds-i 新興国債券・為替ヘッジ型) は13.4%
(中身は『ドル建て』新興国債券の為替ヘッジ型)
本当は上記ファンドの定点観測もしたいが運用レポートに複利利回りが載っていないので断念。
なお、1年経ってリターンおよびシャープレシオ(1年:1.81)とランキング上位に名前が挙がり始めた頃から純資産額が増えてきてやっと5億に到達しそう。早く足きりラインを超えて欲しい。。。


つらつら書いてますが、今は債券は割高であるというマクロ状況を最も考慮し『私のアセットアロケーションの債券比率は低めになっています』

理論は2の次(特に個別?インデックス?毎月分配?通貨選択型?というレベルでの良い悪いというのはあまり意味がない)。重要なのは『行動とその結果を正しく振り返ること』。PDCAのPだけで議論してもあまり意味はないと思うのです。
投資は自己責任で。


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